オキナワヒラタクワガタ

飼育種紹介

まずはじめにこのページの趣旨を説明したいと思います。
ここでは飼育しているクワガタの種類としての特徴や魅力を皆様にお伝えできればと思います。
このページを見て興味を持っていただける方が1人でもいればとても幸せです。
飼育方法については別途、種別の飼育マニュアルのような記事を私自身の経験や先輩方の助言を
元に出来るだけ詳しく書いていこう思います。是非、そちらも見ていただけたら幸いです。

オキナワヒラタクワガタは沖縄本島に生息するヒラタクワガタです。
沖縄本島ではオキナワノコギリクワガタと並んで最も普通に見られる種類で、沖縄本島であれば南部糸満〜北部国頭まで本島全域に広く生息しています。
また、街灯や民家の灯りに誘われて飛んでくることもあるクワガタで、オキナワノコギリが樹木の高い場所にいるイメージでこちらはどちらかというと根元付近や木の洞の中に潜んでいる印象です。
オキナワヒラタクワガタはヒラタクワガタの沖縄本島亜種になります。ヒラタクワガタは本土や壱岐、対馬、八重山等生息地毎に多数の亜種が分布しています。

オキナワヒラタクワガタについて

学名: Dorcus titanus okinawanus
和名: オキナワヒラタクワガタ
生息地: 沖縄本島とその周辺離島
サイズ: ♂30mm〜70mm程度 ♀30mm〜40mm程度
レコードサイズ: ♂飼育レコード76.3mm ♂野外レコード71.5mm
自己レコード: ♂ 59.7mm ♀40.7mm
レア度(N,R,SR,SSR,LR の5段階): Normal (普通に見られる種類)
成虫の寿命: 活動開始後2年以上生きることもあるほど長寿なクワガタ。
幼虫期間: 我が家では早くて6ヶ月、長い子だと1年〜1年半。

オキナワヒラタクワガタの魅力(個人的に)

オキナワヒラタクワガタは他の国産ヒラタと比べても特別大きくなるような種類ではありません。
アゴの形状は本土ヒラタ系のスッと長さに出るタイプではなくサキシマヒラタのように太く、湾曲も強めに出る傾向があります。そのためサキシマヒラタほどではありませんが、内歯下がりの無骨なゴツい印象を感じます。また、私が思うにあまり飼育者が多くないのかヤフオク!や昆虫ショップでの流通も他の国産ヒラタに比べると少ないように感じます。分かりやすい特徴があるわけではないのでマニアックな種類と言ったところでしょうか😁
現在の飼育レコードは75mmを超えておりこのシルエットで70mmを超えてくる個体はさぞかしカッコ良いんだろうなぁと挑戦欲を掻き立てられます。
サイズによってアゴの形状が大きく変わってきます。大きな子はかっこいいですが、小さな子もとても可愛いので是非一度飼育を経験してどちらも実際に見てほしいものです^^

59.7mmの我が家のレコード個体
39mmの小さな可愛い個体

また、飼育においても産卵に一癖あるような印象があり、他の国産ヒラタと比べて中々産卵数が伸びにくい傾向にあると思います。
他の国産ヒラタに慣れた頃にチャレンジして違いを経験してみても面白いと思います。

♀個体の紹介

オキナワヒラタのメス
オキナワヒラタのメス
オキナワヒラタのメス

まだ飼育においてもハッキリとコツを掴めている種類ではないので今後新しい発見があれば随時アップデートしていこうと思います。
ここでは簡単に、羽化個体の写真を紹介させていただければと思います。

本種に限らずヒラタクワガタの♀はどの種類もとても良く似た見た目をしておりぱっと見で亜種まで見分けるのは至難の技と言えます。(スジブトヒラタのように特徴のある子もいますが)
我が家での飼育下ではオス個体のサイズのバラつきはとても大きいがメス個体は安定して大型の羽化が多かった印象です。


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