パプアキンイロクワガタ

飼育種紹介

まずはじめにこのページの趣旨を説明したいと思います。
ここでは飼育しているクワガタの種類としての特徴や魅力を皆様にお伝えできればと思います。
このページを見て興味を持っていただける方が1人でもいればとても幸せです。
飼育方法については別途、種別の飼育マニュアルのような記事を私自身の経験や先輩方の助言を
元に出来るだけ詳しく書いていこう思います。是非、そちらも見ていただけたら幸いです。

パプアキンイロクワガタはその名の通り、パプアニューギニアに生息する小型の美しいクワガタです。
流通が多い主な産地としてワメナ、アルファックという2大産地があります。一般的にアルファック産のパプアキンイロクワガタは大型になりやすく、ワメナ産はカラーバリエーションが豊富というのが良く聞く特徴です。
キンイロクワガタの名前に相応しいとても美しいクワガタです。1頭として同じ色は存在しないと思えるほどにカラーバリエーションが豊富でマジョーラと呼ばれる複雑な色の血統もブリーダーさん達の努力の結果生まれております。
この日本においては人気のパプアキンイロクワガタですが、現地パプアニューギニアでは菊科作物の茎を削って汁を吸うという生態から害虫と扱われているそうです。また、おやつとしても食べている地域もあるのだとか。。。(>_<)

パプアキンイロクワガタについて

学名: Lamprima adolphinae
和名: パプアキンイロクワガタ
生息地: パプアキンイロクワガタ
サイズ: ♂25mm – 50mm程度、♀20mm – 30mm程度
レコードサイズ: ♂飼育レコード54.9mm ♂野外レコード54mm
自己レコード: ♂ 44mm ♀25mm
レア度(N,R,SR,SSR,LR の5段階): N (流通も多く価格も比較的安価、しかし綺麗な色や特殊カラーの血統の個体は高額になることもある)
成虫の寿命: 半年程度
幼虫期間: 我が家では早くて4〜5ヶ月、長くても半年程度。

パプアキンイロクワガタの魅力

この虫の魅力を語る上で真っ先にお伝えすべきことはその美しさです!
金属光沢のある青、赤、橙、黄色、紫、緑等無限にカラーバリエーションが存在します。それに加えて、マジョーラと呼ばれる見る角度によって紫に見えたり緑に見えたりする特殊な色も存在しています。オスとメスで色の質感が異なり、メスは金属光沢のあるギラギラした色をしており、オスは少し光沢を抑えたメスと比較するとマット感のある体色をしております。

前回のシロヘリミドリツノカナブンの魅力でもお話ししましたが、このパプアキンイロクワガタも昼行性のクワガタで明るい時間帯でも活発に動いて餌を食べてくれたり、ケース内をお散歩してくれたりしてくれます。サイズも小さく、性格も大人しいので多頭飼育をしてクワリウム(観賞用インテリア目的)の住人としても大活躍してくれます。大人しく、万が一挟まれても痛くないのでお子さんの初めてのクワガタ飼育にもピッタリのクワガタだと思います。

まだまだ語り尽くせない魅力がありますが、この記事で最後にお伝えする魅力は飼育難易度が低く、飼育サイクルが早いという点です。パプアキンイロクワガタは卵から羽化までがとにかく早くほとんどの個体は半年で成虫になります。また、飼育自体もとても簡単で固体にもよりますが産卵から羽化までのサイクルで難しいと感じるポイントは個人的にはありませんでした。ただし、メスによって産卵数にとても偏りがあり同じ産卵セットでも産卵しない個体、爆産する個体が別れるので確実にブリードしたいなら複数のラインを作る事をオススメいたします。
最後にブリーダーにとってとても嬉しいポイントを伝え忘れていました!
この’クワガタはオスでも400cc程度の容量で幼虫飼育ができるため飼育スペースを圧迫する事なく結構な数を抱えることが可能です。羽化掘り出しもどんな色で出てくるか毎回楽しみに掘り出しをしています。

パプアキンイロクワガタは今後もブリード継続していきますので飼育記の作成や羽化個体のギャラリーの作成などどんどんアップデートしていこうと思っておりますので、また遊びに来てくれると嬉しいです!

我が家の宝石達ギャラリー

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